
キズやへこみを直したい、愛車を新車のように美しく蘇らせたい──そんなご要望にお応えするのが、私たちの板金塗装サービスです。このページでは、これまでに手がけた実際の塗装事例をご紹介いたします。軽微なキズの補修から大規模な鈑金修理、事故による損傷の復元まで、多種多様な事例をご覧いただくことで、仕上がりのイメージや技術力をより具体的に感じていただけます。「こんなキズでも直るの?」「色味はしっかり合わせられるの?」といった不安や疑問をお持ちの方も、ぜひ参考になさってください。
修理事例1
トヨタ サクシード

①細い道に左折で入る時に、ハンドルを早く切りすぎたために、左側面の後ろを中心に大きく擦り傷、ガリ傷がついてしまった状態です。
状態を調べてみると、後ろのホイールハウスという部分、つまり後ろのタイヤを動かす部分にまで不具合が出ており、見た目以上に重症の状態でありました。
思った以上に重症のため、お客様とも一瞬車を下取って新しい車を探すかどうかという話も出たのですが、やはりこの車自体にも愛着があるということでしたので、では出来る限り板金技術を使い、取り換え部品を最低限にしつつ、費用をある程度リーズナブルにする方向で修理を進めることになりました。ちなみに安易な部品交換をしていないので、車の強度は高いまま維持されることになります。

②まず、傷んでいる部分のパーツをすべて外します。
凹む前の元通りの骨格に戻していくために、まずは「内販骨格の粗出し」という作業を行います。

③外販パネルを交換してさらに骨格を板金技術で後ろからハンマーで叩いて粗出ししていきます。
ホイールハウスも予算を考慮し、板金で修理しました。

④新品のパネルを取り付けます。

⑤塗装前の下処理の段階です。
今回のパネルのように、塗装をする前の新品のものはこのような黒色で納品されます。
新品のパネルの色と、他の車体の色が見た目で違いが分からないように塗装で色を合わせます。

⑥調色し塗装した状態です。
後ろのパネルとパネルの前のドアは新品で、一番前のドアは板金と塗装で作業を行いました。
一番前のドアの色に合わせて、自然な感じで塗装しました。

⑦見事完成しました!
⑧総評
写真ではその辛さが伝えられませんでしたが、ホイールハウスを板金で直すのが大変な作業でした。何度も後ろのパネルを外したりつけたりして調整しながら作業をすることになるので思った以上に手間が掛かってしまった感じです。しかし取り換えることなく強度を保ったまま鈑金で元に戻したので余計な部品費用が掛かることなくお客様にとってもよかったのではないかと思います。
塗装もキレイに決まり、ここをこすったという指摘をされないと一般の方ではわからないレベルまで元の状態に戻ったと思います。
修理事例2
トヨタ パッソ

①自宅にあるポールにこすってしまい、当社に持ち込まれました。
車両保険に入っていればこすったドア2枚を保険で直しますが、車両保険に入っていなかったため、もう少し安価に直したいというリクエストがありました。
ドアの中古パーツがあれば取り寄せて塗装することでコストを抑えながら修理することもできたのですが、タイミング的にいい中古パーツも無かったため、少し時間は掛かりますが板金技術を軸に直していこうという運びになりました。

②こすった範囲が想像以上に広かったというのが写真でお分かりいただけると思います。
ドア2枚と、リアパネルの合計3枚を板金技術と塗装で直していきます。

③板金で表面を直し、塗装作業に入ります。
現在の車体の色と見分けがつかないように調色し、塗装します。

④塗装が完了!。
見た目ではこすった部分は分からないレベルまで直せました。
⑤総評
通常ではやらない面積の量を板金技術を軸に直すという、普段あまり受けない作業で修理を行いましたが、お客様側が時間が掛かってもいいから板金で直してほしいというリクエストからそうさせていただきました。時間が掛かりますが、パーツの取替よりもコスト面を優先させたいというお客様には、いい選択肢の一つであると思います。
修理事例3
トヨタ ルーミー

①右折時にハンドルを早く切りすぎてブロック塀にこすってしまった事例です。
このパターンはよくありますね。これはすんなり板金塗装で直そうという運びになりました。

②アップで見るとこんな感じ

③板金技術で表面を均一にしていきます。

④リアパネルにもガリ傷がついていたのがよくわかると思います。

⑤キレイに塗装も行い、見た目には擦ったとは誰も思わないことでしょう!
⑥総評
よくある右の巻き込みによる擦り傷、ガリ傷ですね。車の修理を行う当社側から見ると、よくある当たり前の傷ですが、車の傷よりもお客様の気持ちが凹んでいて、お客様の心の傷の方が深いのではないか?と思う時があります。しかしご安心ください!。まず見た目分からないように、ほぼしっかりと直せます!。でも次に巻き込まないように、ハンドルを急いで切らないように気をつけましょう。
修理事例4
ニッサン セレナ

①車を買ったばかりで、まだ200kmしか走っていなかったのですが、交差点で相手が出てきて側面をぶつけられたケースです。事故自体は相手の方が悪かったのですが、この車は新車ですので、「この車は新車のようにキレイに戻るのか?」という美観の問題でオーナー様の落ち込み具合も相当だったと思います。

②タイヤはバーストしていましたが、ホイールハウスや骨格に異常は無かったのが救いでした。
ですのでリアパネルは板金で、スライドドアは取り換えで対処していこうという流れになりました。

③リアパネルを板金で直し、そして新品のドアを取り付けました。リアパネルとドアの間の部分は板金で直しましたが、車が新車なため、間の部分がキレイに板金で直っていないと美観に支障をきたすと思いましたので、特に気をつけて板金修理をしました。

④色を合わせるために、フロントドアまで塗装を行いました。
リアパネルからフロントドアまで、キレイに色が揃っているのがお分かりいただけると思います。

⑤見た目には全く分からない状態で納車となりました!
⑥総評
やはり新車を傷つけられてしまったという、お客様の凹み方が尋常ではない案件でしたが、傷の場所が見た目に分からない状態になって、何とかお客様にも喜んでもらえる修理ができたのではないかと思います。同時に心の傷も修理できていれば幸いです。
修理事例5
ホンダ フィット

①後ろにブロック塀があるのに気づかず、バックしてしまい右のリア及びバンパーを傷つけてしまったケースです。
これもよくある事例ですね。

②見た目では大したことがないような傷に見えるかもしれませんが、部品を外して見てみると、そこそこ大変な状態になっていました。
リアパネルとバンパーの取替、ホイールハウスなどの内販骨格の板金作業を行うことになりました。

③内販骨格の板金作業及びリアパネルの取替作業中です。

④新しいリアパネルを取り付けました。

⑤塗装前の下処理のところです。
リアパネルの周りと色が合うように、一緒に塗装します。

⑥リアパネルとリアのドアの色が合うように調色に気を使い塗装完了しました。
後はバンパー及びその他部品をつければ終わりです。

⑦リアパネルを中心に、周りの部品ともフィットし、自然な感じで元通りの雰囲気になったと思います!
⑧総評
保険修理でしたので、変えれる部分はあっさり新品のパーツで対応しましたが、車の強度に影響する内販骨格はしっかりと板金で修理させていただきました。板金で直したことにより、車の強度は落ちていませんので、お客様にはこれからも安心して愛車にお乗りいただけます。
修理事例6
トヨタ フリード

①左の巻き込みによるガリ傷ですね。車の傷以上に精神的に凹む典型的なケースです。
車両保険に入っておられましたので、最適な選択肢で修理していこうということになりました。

②近くで見ると、結構がっつりいっているのがわかりますね。

③お客様との話し合いにより、ドアは交換することになりました。
下の骨格のところは板金で直すという流れです。

④塗装するのに邪魔になるリアのパーツを一時的に外して、新品のドアを入れ、塗装の前段階に入ります。

⑤塗装が仕上がってきました!

⑥一時的に外したパーツを取り付けて完成!
下の骨格の板金もキレイに決まり、ガリ傷の跡形は全く分かりませんね!
⑦総評
見た目以上に塗装の面積が広かったので、納品までに気を使いました。広い面積でしたが磨き作業をきっちり行ったので、塗装面にしっかりと光沢も出て、いい仕上がりになったと思います。
